目次
1.助成金は個人事業主でも申請できる?
2.助成金は毎年もらえるのか?
3.初めて助成金を検討する企業がやるべき3つの準備
4.助成金活用で失敗しないためのポイント
5.まとめ
助成金に興味はあるものの、「うちは個人事業主だけど対象になるの?」「助成金って毎年もらえるの?」「何から準備すればいいの?」といった疑問を抱えている経営者の方は非常に多いのではないでしょうか。特に初めて助成金を検討する場合、制度の仕組みや申請条件が分からず、不安のまま行動できないケースも少なくありません。
本記事では、助成金の基本・よくある疑問の中でも特に多い
- 助成金は個人事業主でも申請できるのか?
- 助成金は毎年もらえるのか?
- 初めての企業がやるべき準備とは?
- この3つを中心に、分かりやすく解説していきます。
1.助成金は個人事業主でも申請できる?
結論から言うと、個人事業主でも助成金の申請は可能です。ただし、すべての個人事業主が対象になるわけではありません。
■ 個人事業主が対象になる基本条件
多くの助成金は、次のような条件を満たす必要があります。
・雇用保険適用事業所であること
・従業員を雇用していること
・労働関係法令を遵守していること
・賃金台帳・出勤簿などの帳簿が整備されていること
つまり、「一人親方」で従業員を雇っていない場合、多くの雇用関係助成金は対象外になります。
一方で、従業員を1人でも雇用していれば、法人と同様に活用できる助成金は多数あります。例えば、
・キャリアアップ助成金
・人材開発支援助成金
などは、個人事業主でも活用可能です。
■ 個人事業主こそ助成金を活用すべき理由
個人事業主は、資金力や人材確保の面で法人より不利になりやすい傾向があります。
助成金を活用することで、
・正社員転換時の賃上げ負担を軽減
・研修費用の補填
・人材定着の強化
といった経営安定効果が期待できます。
「法人でないから無理」と決めつけず、まずは要件確認をすることが重要です。
2.助成金は毎年もらえるのか?
これも非常に多い質問です。
結論は、条件を満たせば毎年活用できるケースもあるです。
■ 助成金は“予算型”ではなく“要件型”が基本
補助金と異なり、多くの雇用関係助成金は「要件を満たせば支給される」仕組みです。
つまり
・従業員を正社員化する
・賃金を一定以上引き上げる
・研修を実施する
など、制度趣旨に沿った取り組みを行えば受給可能です。
■ 毎年活用できるケース
例えば
・人材開発支援助成金(研修実施ごとに申請可能)
・キャリアアップ助成金(対象者ごとに申請可能)
などは、対象者や実施内容が変われば繰り返し活用できます。
■ 毎年もらえないケース
一方で、
・制度導入型の助成金
・一度限りの支給制度
・年度改正で終了した制度
などは継続利用ができない場合があります。
重要なのは、「単発で終わらせる」のではなく、経営計画に組み込むことです。
助成金を継続的に活用する企業は、年間スケジュールの中に
・採用計画
・研修計画
・賃上げ計画
を組み込み、戦略的に活用しています。
3.初めて助成金を検討する企業がやるべき3つの準備
助成金は「申請すればもらえる」ものではありません。事前準備が極めて重要です。
準備① 就業規則の整備
助成金の多くは
・正社員転換制度
・研修制度
・昇給制度
などが就業規則に明示されていることを求めます。
未整備のままでは申請できない、あるいは不支給になる可能性があります。
準備② 労働保険・社会保険の適正加入
雇用保険・労災保険・社会保険の適正加入は大前提です
未加入や遡及加入の問題があると、申請以前に是正が必要になります。
準備③ 賃金台帳・出勤簿の整備
助成金審査では、
・出勤簿
・賃金台帳
・労働条件通知書
などの確認が行われます。
日頃から整備されていない企業は、申請時に慌てることになります。
4.助成金活用で失敗しないためのポイント
■ 事前計画が必要な制度が多い
助成金の多くは「計画申請」が必要です。
取り組みを始めてから申請しても対象外になるケースが少なくありません。
■ 制度は毎年改正される
助成金は年度ごとに改正が入ります。
昨年の情報をそのまま信じて進めると、要件を満たさないこともあります。
■ 専門家活用という選択肢
制度理解や書類作成に不安がある場合は、助成金に詳しい専門家へ相談することで、
・不支給リスクの回避
・受給額の最大化
・手続き負担の軽減
といったメリットがあります。
5.まとめ
助成金の基本・よくある疑問として多い
・個人事業主でも申請できるのか?
・毎年もらえるのか?
・何から準備すべきか?
これらの答えは、
✔ 個人事業主でも条件を満たせば申請可能
✔ 制度によっては毎年活用できる
✔ 就業規則・保険加入・帳簿整備が最重要
ということになります。
助成金は単なる「臨時収入」ではなく、人材投資を後押しする経営戦略ツールです。
「自社は対象になるのか分からない」「どの助成金が使えるのか知りたい」という場合は、早めに専門家へ相談し、戦略的に活用していきましょう。
正しい知識と準備があれば、助成金は企業成長の大きな味方になります。
・どの助成金が受給できるかチェック→助成金チェックシート
・今すぐ助成金のご相談をご希望の方→お問い合わせ
大阪本町駅徒歩3分
年間500件超、受給総額40億円以上の助成金申請実績
【全国対応】社会保険労務士法人 KAWAKAMI
https://sharoushi-kawakami.biz/