キャリアアップ助成金「正社員化コース」の対象となる外国人労働者

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 キャリアアップ助成金「正社員化コース」は、有期雇用労働者を無期雇用や正社員へ転換する事業主を支援する助成金制度です。このコースは外国人労働者も対象となりますが、適用条件や注意点があります。以下に詳しく説明します。

 外国人労働者も、日本人と同様に雇用保険の被保険者であることが必須条件です。
 ・週20時間以上の勤務があり、かつ31日以上の雇用見込みがあること。
 ・雇用契約が適切に締結されており、雇用保険加入手続きが完了していること。

 キャリアアップ助成金「正社員化コース」は、長期雇用を目的とした制度となっておりますので、外国人労働者に関しては以下の方は対象とすることができます。
〇 就労目的で在留が認められる外国人(在留資格の例「技術・人文知識・国際業務」など)
〇 在留資格が「永住者」
〇 在留資格が「定住者」
〇 在留資格が「特定活動(EPA受入れ人材(看護師・介護福祉士))」
 ※EPA受入れ人材として、看護師・介護福祉士の試験に合格した場合は対象。試験合格前の候補者は対象外(在留期間に上限がある為)
〇 在留資格が「特定技能第2号」

 一方、以下の外国人労働者は対象外
✖ 「外国人技能実習生」
  ※帰国することが前提の制度であるため対象とならない。
✖ 在留資格が「特定技能第1号」
  ※帰国が前提となっているため(在留期間5年<更新不可>の制限有)

参考:厚生労働省 キャリアアップ助成金(障害者正社員化コース以外)Q&A

 外国人労働者を対象にする場合、在留資格や労働条件に関する法的な遵守(EPA対象の外国人労働者に対する在留資格の適正維持、労働契約および条件の適正性など)が特に重要です。不明点がある場合は、専門家(社会保険労務士や行政書士など)に相談し、適切に対応することをおすすめします。

キャリアアップ助成金を活用して、外国人労働者の雇用安定と職場での活躍を促進することで、企業の発展にもつながるでしょう!

 

 

 

 

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